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古綿
ふりがな文庫
“古綿”の読み方と例文
読み方
割合
ふるわた
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふるわた
(逆引き)
古綿
(
ふるわた
)
に似た薄雲をもれる朝日の光が力弱くそれを照らすたびごとに、煮え切らない影と光の変化がかすかに山と海とをなでて通るばかりだ。
或る女:1(前編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
いたく古びてところどころ
古綿
(
ふるわた
)
の現われし衣の、火に近き
裾
(
すそ
)
のあたりより湯気を放つは、朝の雨に
霑
(
うるお
)
いて、なお
乾
(
ほ
)
すことだに得ざりしなるべし。
たき火
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
見ると寝椅子の上に
古綿
(
ふるわた
)
のやうなものがあるので、ぶつ/\言ひながらそれを引つ掴むで
反古籠
(
ほごかご
)
のなかに
投
(
ほ
)
り込んだ。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
古綿(ふるわた)の例文をもっと
(7作品)
見る
古
常用漢字
小2
部首:⼝
5画
綿
常用漢字
小5
部首:⽷
14画
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