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疫痢
ふりがな文庫
“疫痢”の読み方と例文
読み方
割合
えきり
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
えきり
(逆引き)
大腸カタル、若しかしたら
疫痢
(
えきり
)
かも知れませんよとおかみさんは云った。どんな具合でしょうかと訊くと、なにしろ年寄ですからねえと云った。
おじさんの話
(新字新仮名)
/
小山清
(著)
「越前守さまのお末の子——お三ツになられるのが、春には重い風邪を病み、また
梅雨
(
つゆ
)
すぎから
疫痢
(
えきり
)
にかかって、まだ
捗々
(
はかばか
)
しくないのでしてな」
大岡越前
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
因
(
ちなみ
)
に弟の
峻
(
たかし
)
は、私が八歳の時に
疫痢
(
えきり
)
で死んだ。そのためであったろう。母は又、私の処に帰って来て、大きな乳を私に見せびらかすようになった。
父杉山茂丸を語る
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
疫痢(えきり)の例文をもっと
(17作品)
見る
“疫痢”の意味
《名詞》
疫痢(えきり)
子供の急性伝染病。細菌性赤痢の一病例。下痢、嘔吐、高熱、痙攣などの症状がある。
(出典:Wiktionary)
疫
常用漢字
中学
部首:⽧
9画
痢
常用漢字
中学
部首:⽧
12画
“疫”で始まる語句
疫病
疫病神
疫癘
疫
疫病除
疫疾
疫瘡
疫鬼
疫落
疫病等
“疫痢”のふりがなが多い著者
壺井栄
小山清
吉川英治
佐々木邦
徳田秋声
神西清
寺田寅彦
夢野久作
芥川竜之介
小川未明