“疫病”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
えきびょう40.6%
えやみ21.9%
やくびょう15.6%
ペスト9.4%
えきびよう6.3%
しっぺい3.1%
やくびやう3.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この結婚けっこん不吉ふきつでございます。もし、ご結婚けっこんをなされば、このくに疫病えきびょう流行りゅうこうします。
赤い姫と黒い皇子 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ところが近頃部落の男女なんによが、続々と疫病えきびょうたおれるため、足名椎は早速巫女みこに命じて、神々の心を尋ねさせた。
素戔嗚尊 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
薬売くすりうりは疫病えきびょうにきくくすり製造法せいぞうほうと、下熱剤げねつざいつくかたむらひと伝授でんじゅしました。
おばあさんと黒ねこ (新字新仮名) / 小川未明(著)
僕の五官は疫病えやみにでも取付とりつかれたように、あの女子おなごのために蹣跚よろめいてただ一つの的をねらっていた。
「城下に疫病えやみが出来ようぞ」「死人しびとで丘をつくろうぞ」こう唄った彼らの唄の言葉が心にかかってならないのであった。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「また出水でみずか。うるさいことじゃ。出水のあとは大かた疫病えやみであろう。出水、疫病、それにつづいて盗賊、世がまた昔に戻ったか。太平の春は短いものじゃ」
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
可愛かわいい、大事な、唯一人の男のわずらっておりますものですから、その病を——疫病やくびょうがみを——
多神教 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
その古い狐は、もう身代りに疫病やくびょうよけの「源の大将」などを置いて、どこかへ逃げているのです。
とっこべとら子 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
それが相当に行われて、俄かに赤飯を炊いて疫病やくびょうよけをする家が少くないという。
廿九日の牡丹餅 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
ヨオロッパのほとんどあらゆる地方において、時々これを襲った大疫病ペストや伝染病や戦争の中間期中には、出生が死亡を超過している。
トルコにおける疫病ペストの優勢な破壊力と対照するものは、おそらく、ペルシアにおいては内乱がより頻々と起るということであろう。
戦争や疫病ペストやまたそのいずれよりも有力な人口滅殺者たる暴政が、突如として住民の最大部分を破壊しまたは追放したかもしれぬ。
それにつゞいておこつた疫病えきびよう死者ししや二萬にまんかぞへられたものである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
これによつて疫病えきびようが止んで國家が平安になりました。
さかりころなんでも疫病やくびやうおべえてたのがんだから、なあ卯平うへいもそんときやつたからつてらな
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
いや本當ほんたうだよ、卯平等うへいら仕事しごとぢやつをかつたが、そりやつええとも、そんだが根性こんじやうやくざだから、疫病やくびやうくつゝいて太儀こはくつてやうねえなんて
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)