“死者”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ししや40.0%
ししゃ26.7%
しにもの13.3%
しびと6.7%
なきもの6.7%
ほとけ6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いな、一だいのうちでも、いへ死者ししや出來できれば、そのいへけがれたものとかんがへ、しかばね放棄はうきして、べつあたらしいいへつくつたのである。
日本建築の発達と地震 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
救うのがいやだからではないのだ。僕は友人たちがくる前に、船長室のあの不気味ぶきみかざりものを処分しよう。死者ししゃれいをあつかう役目に僕を任命していただければ、光栄だ
恐竜島 (新字新仮名) / 海野十三(著)
再び一枚の布片のやうにくるくるまかれて波打際へ投げあげられた腕間には死者しにものぐるひでありながら這ひだすことが精一杯になつてゐた。
俊雄は心底しんそこ歎服たんぷくし満腹し小春お夏を両手の花と絵入新聞の標題みだしを極め込んだれど実もってかの古大通こだいつうの説くがごとくんば女は端からころりころり日の下開山の栄号をかたじけのうせんこと死者しびとの首を
かくれんぼ (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)
彼奴きゃつは内々当将軍家を、廃人にするか死者なきものにして、幼主を押し立て我意を揮わん野心……」
血煙天明陣 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
こんどのような悲しみには——死者ほとけの冥福を人々に祈ってもらうため、また、生前の罪ほろぼしのこころで。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)