“歎服”の読み方と例文
読み方割合
たんぷく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僕の歎服たんぷくする所は勿論巴里パリイのパンテオンや市庁や、マルセエユの博物館やの壁画と同じ手法に成る後期の作にあるが
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
もちろんこれは忽ち数倍する兵力で包囲殲滅せんめつしてしまったが、その戦闘精神の強靱きょうじんなことと、士節の高い心根には、寄手の将士も舌を巻いて歎服たんぷくし、死体はみな一つ一つ手厚く葬って
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
俊雄は心底しんそこ歎服たんぷくし満腹し小春お夏を両手の花と絵入新聞の標題みだしを極め込んだれど実もってかの古大通こだいつうの説くがごとくんば女は端からころりころり日の下開山の栄号をかたじけのうせんこと死者しびとの首を
かくれんぼ (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)