“歎悲”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かなし33.3%
なげき33.3%
なげきかなしみ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女房 (背をさする)若様は、歎悲かなしむのがおきらいです。御性急でいらっしゃいますから、御機嫌に障ると悪い。ここは、楽しむ処、歌う処、舞う処、喜び、遊ぶ処ですよ。
海神別荘 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
モン長 なう、なさけなや、我君わがきみ! 我子わがこ追放つゐはう歎悲なげきあまりにおとろへて、つま昨夜やぜん相果あひはてました。なほ此上このうへにも老人らうじんをさいなむは如何いかなる不幸ふかうぢゃ。
我彼に、罰當ばちあたり魂奴たましひめ歎悲なげきかなしみの中にとゞまれ、いかに汚るとも我汝を知らざらんや 三七—三九
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)