“なげき”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ナゲキ
語句割合
32.1%
13.2%
悲嘆11.3%
悲歎9.4%
長息5.7%
哀哭3.8%
嗟歎3.8%
哀嘆1.9%
哀歎1.9%
1.9%
(他:8)15.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こゝに再び我等の聖なる行路たびぢにいでたち、既にいつものなげきにかへれる多くの地に伏す魂をみたり 一四二—一四四
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
どんな詰まらぬよろこびでも、どんな詰らぬなげきでも、己はしんから喜んで真から歎いて見るつもりだ。
たまたま苦労らしいなげきらしい事があっても、己はそれをかんがえの力で分析してしまって、色のめた気の抜けた物にしてしまったのだ。
あなたが軽はずみな事をなすって下さいますと、跡のものゝなげきは如何ばかりか知れません
あゝ、穢多の悲嘆なげきといふことさへ無くば、是程これほど深く人懐しい思も起らなかつたであらう。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
しかもなによりこまるのは、現世げんせのこっている父母ふぼ悲嘆なげきが、ひしひしと幽界ゆうかいまでつうじてることでございました。
しかのち、われ卿等おんみら悲歎なげきひきゐて、かたきいのちをも取遣とりつかはさん。
合邦がつぽう」の玉手御前たまてごぜん悲歎なげきをば弾語ひきがたりする風情ふぜいすわり、
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
長息なげきよ、しじにうらびれて、
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
長息なげきよ、しじにうらびれて、
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
クレーヴシン あれか?……あれはコルマックと美しいアイリイの死体をコノールの許に持って来る人々の哀哭なげきの声だ。
ウスナの家 (新字新仮名) / フィオナ・マクラウド(著)
長く引く哀哭なげきの歌声きこえる。
ウスナの家 (新字新仮名) / フィオナ・マクラウド(著)
片親無き児の智慧敏きを見るにつけ胸を痛め心を傷ましめしが、所詮は甲斐無き嗟歎なげきせんより今生はさしおき後世をこそ助からめと、娘を九条の叔母に頼みて君の御跡を追ひまゐらせ、同じ御仏の道に入り
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
墓地は嗟歎なげきの、愛の園、
海豹と雲 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
母は彼のいとけなかりし頃世を去りて、父は彼の尋常中学を卒業するを見るに及ばずして病死せしより、彼は哀嘆なげきの中に父を葬るとともに、おのれが前途の望をさへ葬らざるからざる不幸にへり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
あはれむべし、情極じようきはまりて彼等の相擁あひようするは、畢竟ひつきよう尽きせぬ哀歎なげきいだくが如き者ならんをや。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
慨世のなげき、憂国の涙、二人あいして、泫然げんぜんとして泣きしが、すなわち酒をみてともちかい、死を以て自ら誓い、済南せいなんはしりてこれを守りぬ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
く、甘く、しつぶさるる嗟嘆なげきして
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
悲愁なげき』はわか孕婦うぶめにて、
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
病院から追はれ、下宿から追はれ、其残酷な待遇とりあつかひ恥辱はづかしめとをうけて、黙つて舁がれて行くの大尽の運命を考へると、さぞ籠の中の人は悲慨なげき血涙なんだむせんだであらう。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
パリス かういふ愁傷なげき最中さなかには祝言しうげんはなし出來できまい。おうちかた、おさらばでござる。娘御むすめごによろしうつたへてくだされ。
れが愁歎なげきもとさへれゝば、すぐにも療治れいぢしたうおもふのぢゃが。
いざ、とも彼方かなたて、きぬ愁歎なげきかたはん。
わが魂は塵につきぬ、我はかく彼等のいへるをききしかど、詞ほとんどしがたきまでその歎息なげき深かりき 七三—七五
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
つねにとこしへの球の調しらべにあはせてしらぶる天使等いまだうたはざりしさきには、我に涙も歎息なげきもあらざりしかど 九一—九三
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
モン長 なう、なさけなや、我君わがきみ! 我子わがこ追放つゐはう歎悲なげきあまりにおとろへて、つま昨夜やぜん相果あひはてました。
苦患なやみ調しらべはこの時あらたに我にきこゆ、我はこの時多くの歎聲なげきの我を打つところにいたれり 二五—二七
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
耳にてはかるに、こゝにはとこしへのそらをふるはす大息ためいきのほか歎聲なげきなし 二五—二七
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)