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嘆
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なげき
ふりがな文庫
“
嘆
(
なげき
)” の例文
たまたま苦労らしい
嘆
(
なげき
)
らしい事があっても、己はそれを
考
(
かんがえ
)
の力で分析してしまって、色の
褪
(
さ
)
めた気の抜けた物にしてしまったのだ。
痴人と死と
(新字新仮名)
/
フーゴー・フォン・ホーフマンスタール
(著)
何
(
ど
)
の
様
(
よう
)
な事でもお力になりましょう、あなたが軽はずみな事をなすって下さいますと、跡のものゝ
嘆
(
なげき
)
は如何ばかりか知れません、兎も角も
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
斯かる
嘆
(
なげき
)
を見參らする
小子
(
それがし
)
が胸の苦しさは喩ふるに物もなけれども、所詮浮世と觀じては、一切の望に離れし我心、今は返さん
術
(
すべ
)
もなし、忠孝の道、君父の恩、時頼何として
疎
(
おろそ
)
かに存じ候べき。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
叩
(
たゝい
)
て
呉
(
くれ
)
ぬかと言れてハイと答へながら押入
開
(
あけ
)
て取出す蒲團は薄き物ながら恩いと厚き
父親
(
てゝおや
)
に我身の上より苦勞を掛け
未
(
ま
)
だ此上にもお
嘆
(
なげき
)
を掛る不孝の
勿體
(
もつたい
)
なさと口には言ねど心の中思ひ
續
(
つゞ
)
けて蒲團を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
衆人おの/\懷郷の
嘆
(
なげき
)
に堪へず、悲めり。
イーリアス:03 イーリアス
(旧字旧仮名)
/
ホーマー
(著)
▼ もっと見る
陰濕
(
いんしつ
)
の「
嘆
(
なげき
)
」の窓をしも、かく
有明集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
水
(
みづ
)
の
面
(
も
)
のやはらかきにほひの
嘆
(
なげき
)
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
あゝ緑葉の
嘆
(
なげき
)
をぞ
藤村詩抄:島崎藤村自選
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
己は
何日
(
いつ
)
もはっきり意識してもいず、また丸で無意識でもいず、浅い
楽
(
たのしみ
)
小さい
嘆
(
なげき
)
に日を送って、己の生涯は丁度半分はまだ分らず、半分はもう分らなくなって
痴人と死と
(新字新仮名)
/
フーゴー・フォン・ホーフマンスタール
(著)
長き夜を
盲
(
めしひ
)
の「
嘆
(
なげき
)
」かすかに
有明集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
ついぞ誠の
嘆
(
なげき
)
にこの体を
揺
(
ゆす
)
られた事は無い。ついぞ一人で
啜泣
(
すすりなき
)
をしながら寂しい道を歩いた事はない。
痴人と死と
(新字新仮名)
/
フーゴー・フォン・ホーフマンスタール
(著)
“嘆”の意味
《動詞》
なげく。ひどく悲しく思う。
なげく。ひどく憤る。
感心する。感嘆する。
(出典:Wiktionary)
嘆
常用漢字
中学
部首:⼝
13画
“嘆”を含む語句
嗟嘆
驚嘆
悲嘆
嘆息
嘆願
愁嘆場
愁嘆
可嘆
三嘆
感嘆
讃嘆
嘆声
咏嘆
詠嘆
慨嘆
浩嘆
嘆賞
嘆美
長嘆
嘆服
...