“小子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょうし50.0%
それがし16.7%
わらは16.7%
ワクゴ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「もし将軍が、おことばの如く、真に私のような者の愚論でもおとがめなく、聴いて下さると仰っしゃるなら、いささか小子しょうしにも所見がないわけでもありませんが……」
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
横笛が事、御容しなきこと小子それがしに取りては此上もなき善知識。今日けふを限りに世を厭ひて誠の道に入り、墨染のころもに一生を送りたき小子それがしが決心。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
かれ火たき小子わらは二人、かまどに居たる、その小子どもに儛はしむ。ここにその一人の小子、「汝兄なせまづ儛ひたまへ」といへば、その兄も、「汝弟なおとまづ儛ひたまへ」といひき。
此岡に 草刈る小子ワクゴシカな刈りそね。ありつゝも 君が来まさむ御馬草ミマクサにせむ——万葉巻七