“それがし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
91.6%
2.1%
小子1.1%
小生1.1%
拙者1.1%
某人1.1%
1.1%
貧道1.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
無一物のそれがしを入れて、おとなしく嫁姑よめしゅうとめを大事にさせるのが、藤尾の都合にもなる、自分のためでもある。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
列座れつざ方々かた/″\、いづれもかね御存ごぞんじのごとく、それがし勝手かつて不如意ふによいにて
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「先ずそれがしの方寸としては最初江戸にて事を起こし漸次駿府大阪京都と火の手を挙ぐるがよろしかろう。また甲斐国甲府の城は要害堅固にして征むるに難い。しかし某の兵法をもってすれば陥落おとしいれることも容易である。一手は下野しもつけ日光山に立籠もることも肝要でござろう。華麗を極めた東照宮を焼き立てるのも一興じゃ」
正雪の遺書 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
実はそれがし先生お屋敷へ、本日参上いたしましたところ、江戸へ参ってご不在との御事。と、いつもの悪い癖が——酔興とでも申しましょうか、悪い癖がムラムラと起こりまして、少しく無礼とは存じましたが、門弟の方へ一応断わり、この大門札ひき外し、旅舎まで持参いたしました、がしかし決して粗末にはいたさず、床の間へ立てかけ見事の筆蹟を、打ち眺め居りましてござります。
剣侠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
『否、小子それがしこと色に迷はず、にも醉はず、しんもつて戀でもなく浮氣でもなし、只〻少しく心に誓ひし仔細の候へば』。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
小子それがしが一生の願ひ、しんもついつわりならず』。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
たッた一をでも宣言おほせられたならば、小生それがし滿足まんぞくいたす。
客は女性にょしょうでござるに因って、一応拙者それがしから申入れる。ためにこれへ罷出まかりいでた。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
いかに客僧、まだ拙者それがしを疑わるるか。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
開明を以て誇る英米人が兄弟をブラザー姉妹をシスターと言うて、兄と弟、姉と妹をそれぞれ手軽く言いあらわす語がないのでアフリカ行の宣教師が聖書を講ずる際、某人それがし某人それがしのブラザーだと説くと
同院の僧居暁は博物ものしりなり、曰く蛇の眼はまたたかぬにこのうわばみの眼は動くから竜だろうと、止香をいて蟒に向い、貧道それがし青竜疏を念ずるに