“嘆美”の読み方と例文
読み方割合
たんび100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
われらが花を見るのは、植物学者以外は、この花の真目的を嘆美たんびするのではなくて、多くは、ただその表面に現れている美を賞観しょうかんして楽しんでいるにすぎない。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
徳育の方針ここに一定し、教化益々ますます四海にあまねく、明治二十七、八年えきに至って教育の効果はますますその光輝をはなち、内外の人士嘆美たんびせざるはなき盛運に向いました。
国民教育の複本位 (新字新仮名) / 大隈重信(著)
悪を嘆美たんびしたり、悪人がったり、悪を最善のものと思ったりしているが、その実、彼も人間の子であるからには、常々、風の音にもおくしたり、末のはかなさを考えたりして、必ず
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)