“嘆服”の読み方と例文
読み方割合
たんぷく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
中村芳夫は、高山名探偵の、こうした炯眼けいがんと推理力に心から嘆服たんぷくしてしまった。涙と共に床の上にひれ伏した。
夫人探索 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
驚ろいたのは主人ばかりではない、吾輩までも彼等君子の才芸に嘆服たんぷくして覚えず耳を傾けたくらいである。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
曹操の案内に従って、玄徳も遠方此方おちこち逍遥しょうようしながら、嘆服たんぷくの声を放った。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)