“たんぷく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
嘆服42.9%
歎服42.9%
坦腹14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
驚ろいたのは主人ばかりではない、吾輩までも彼等君子の才芸に嘆服たんぷくして覚えず耳を傾けたくらいである。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
もちろんこれは忽ち数倍する兵力で包囲殲滅せんめつしてしまったが、その戦闘精神の強靱きょうじんなことと、士節の高い心根には、寄手の将士も舌を巻いて歎服たんぷくし、死体はみな一つ一つ手厚く葬って
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
李太白が金華きんくわ八景はつけいをひらくと吟じたのも即ちその八詠樓の事で、任華といふ男が太白に寄せた詩に、八詠樓中坦腹たんぷくにして眠るといふ句のあるのも
華厳滝 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)