“嘆賞”の読み方と例文
読み方割合
たんしょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分は実際心の底から、その現代的なるを嘆賞たんしょうする。同時に自分は、現代的なるこの建築の前に、見るも痛ましく枯れ破れた蓮の葉に対しては、以前よりも一層烈しい愛情を覚えた。
曇天 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
ついこの間まである意味の嘆賞たんしょうふところにして森本に近づいていたには違ないが、こんな実際問題にまで秘密の打ち合せがあるように見做みなされては、未来をつ青年として大いなる不面目だと感じた。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
孫権は、思わず、ああと、嘆賞たんしょうして
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)