“嘆願”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たんがん50.0%
たんぐわん40.0%
なげく10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
甚五郎の行方は久しく知れずにて、とうとう蜂谷の一週忌いっしゅうきも過ぎた。ある日甚五郎の従兄じゅうけい佐橋源太夫げんだゆうが浜松のやかたに出頭して嘆願たんがんした。
佐橋甚五郎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
つまりラクダルに全然すつかり歸依きえしてしまつたのである。大急おほいそぎでうちへり、父にむかつて最早もう學校がくかうにはきたくない、何卒どうか怠惰屋なまけやにしてくれろと嘆願たんぐわんおよんだ。
怠惰屋の弟子入り (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
汝等にこそわが魂は、これを己がもとに引くその難所をばゆるにふさはしき力をえんとて、今うや/\くしく嘆願なげくなれ 一二一—一二三
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)