“源太夫”の読み方と例文
読み方割合
げんだゆう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
甚五郎の行方は久しく知れずにて、とうとう蜂谷の一週忌いっしゅうきも過ぎた。ある日甚五郎の従兄じゅうけい佐橋源太夫げんだゆうが浜松のやかたに出頭して嘆願たんがんした。
佐橋甚五郎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
紫錦はこれ迄は源太夫げんだゆうを別に嫌ってはいなかった。しかし今度の遣り口で、すっかり愛想を尽かしてしまった。
大捕物仙人壺 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
二度目の少年の声を聞くと、親方の源太夫げんだゆうを始め、二三の屈強な男が、手廻りの得物を携えて飛出しました。
裸身の女仙 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)