“従兄”のいろいろな読み方と例文
旧字:從兄
読み方(ふりがな)割合
いとこ90.6%
あに2.4%
にい2.4%
じゅうけい1.2%
アニ1.2%
イトコ1.2%
カズン1.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“従兄”を含む作品のジャンル比率
文学 > 英米文学 > 小説 物語(児童)15.8%
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.5%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)1.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
彼女から見た僕は、おころうが泣こうが、しなをしようが色眼を使おうが、常に変らない従兄いとこに過ぎないのである。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
昨夜麻布あざぶの方に、近ごろ母子三人で家を持っている父親が、田舎から出て来たお銀の従兄いとこと連れ立ってやって来た。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)
朝子にとっても、ぼんやり幸子の従兄あにとして見ていた大平が、一人の男としてはっきり現われた点は同じであった。
一本の花 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
大袈裟おおげさに斬られて、庭先に転げ落ちたのは丹之丞には遠い従弟で、綾野にはすぐの従兄あにに当る、針目正三郎のあけに染んだ姿だったのです。
『そうよ、ユースタス従兄にいさん、』と、笑ったような眼の、鼻がちょっと天井を向いた、十二歳になる利口な少女のプリムロウズが言った。
従兄にいさんは居る? と青野のことを聞かなければならないのを忘れて、小樽はキヨトンと冬子の姿を眺めてゐた。
黄昏の堤 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
ある日甚五郎の従兄じゅうけい佐橋源太夫げんだゆうが浜松のやかたに出頭して嘆願たんがんした。
佐橋甚五郎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
「でもねえ……従兄アニさんのところにゐるけれど、——こりやあなただけに言ふんだから、誰にもスベらせちやあ嫌ですよ。——従兄アニさんは浅い人だからあたし或人の所に行きたいの……」
分らないもの (新字旧仮名) / 中原中也(著)
郎女様のお従兄イトコ恵美の若子ワクゴさまのおハラ様も、当麻真人のおぢやげな——。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
従兄カズンユースタスだって、当然、子供達同様草臥くたびれていた。