“従姉”のいろいろな読み方と例文
旧字:從姉
読み方割合
いとこ90.0%
ねえ6.0%
あね2.0%
じゅうし2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「峰花子といいます。別に特徴もありませんが、この右足湖うそくこを東に渡った湖口ここうに親類があって、そこの従姉いとこが死んだということでした」
人間灰 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「四ツ谷の従姉ねえさんのとこまで行って来ますの。」と、お庄は振り顧りながら言った。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
婚礼の日にも、お庄は母親と一緒に、昼間から従姉あねの家に行っていて、そこから媒介人なこうど夫婦と浅山夫婦とが附いて行くことになった。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
郡主は燕王の従姉じゅうしなり。燕王かずして曰く、皇考の分ちたまえるわがかつ保つあたわざらんとせり、何ぞ更に地をくを望まん、たゞ奸臣かんしんを得るの後、孝陵こうりょうえっせんと。六月、燕師浦子口ほしこうに至る。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)