“従兄妹”の読み方と例文
旧字:從兄妹
読み方割合
いとこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
叔父と母とがそんなことを言っているのを私は襖越ふすまごしで従兄妹いとこたちと陽気な話をしていながら耳にした。私のことを話しているので——。
地球儀 (新字新仮名) / 牧野信一(著)
丈太郎とは従兄妹いとこ同志、生れ落ちるからの許嫁いいなずけで、二十歳はたちになったら一緒にと、親達の間で極められた二人の運命だったのです。
自分の国は田舎の方だものだから、大森の親類へ来ているので、あなたと従兄妹いとこ同士の間柄だと、ナオミさんは云っていました。
痴人の愛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)