従兄にい)” の例文
旧字:從兄
『そうよ、ユースタス従兄にいさん、』と、笑ったような眼の、鼻がちょっと天井を向いた、十二歳になる利口な少女のプリムロウズが言った。
従兄にいさんは居る? と青野のことを聞かなければならないのを忘れて、小樽はキヨトンと冬子の姿を眺めてゐた。
黄昏の堤 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
従兄にいさんの辞書を借りなければ解らないところでもあるんぢやないの?」
黄昏の堤 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)