従兄じゅうけい)” の例文
旧字:從兄
甚五郎の行方は久しく知れずにて、とうとう蜂谷の一週忌いっしゅうきも過ぎた。ある日甚五郎の従兄じゅうけい佐橋源太夫げんだゆうが浜松のやかたに出頭して嘆願たんがんした。
佐橋甚五郎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
従兄じゅうけい畑芳夫はたよしおは実にダラシのない男である。
親鳥子鳥 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)