“たんがん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
歎願70.0%
嘆願25.0%
耽翫5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だがこの日はいつもより悲しかった、全校生徒の歎願たんがんがあったにかかわらず久保井校長の転任をひるがえすことができなかった。
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
博士がおどろいて、警部の方をふりかえり、嘆願たんがんするようにおがんだ。それから「骸骨の四」の戸のまえへ進んで、それを開いた。
金属人間 (新字新仮名) / 海野十三(著)
女仙外史の人の愛読耽翫たんがん所以ゆえんのもの、決して尠少せんしょうにあらずして、而して又実に一ぺん淋漓りんりたる筆墨ひつぼく巍峨ぎがたる結構を得る所以のもの、決して偶然にあらざるを見る。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)