“悲嘆”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なげき40.0%
ひたん40.0%
かなし6.7%
かなしみ6.7%
なげ6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
送った方がよろしいと僕は思います。すべて女の惑いからいろんな混雑や悲嘆なげきが出て来るものです。現に僕の事でも彼女あのおんなが惑うたからでしょう……
恋を恋する人 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
そなたはしきりに先刻さっきから現世げんせことおもして、悲嘆ひたんなみだにくれているが、何事なにごとがありてもふたた現世げんせもどることだけはかなわぬのじゃ。
ただ夢中です、身も世もあられぬ悲嘆かなしさを堪え忍びながら如何いかにもしてもとの通りにたいと、恥も外聞もかまわず、出来るだけのことをしたものです。
恋を恋する人 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
かくばかりなる悲嘆かなしみ
若菜集 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
其樣そのやう取亂とりみだして悲嘆なげかしゃるは、たゞしうあいさっしゃる所以ゆゑんい。