“悲観”のいろいろな読み方と例文
旧字:悲觀
読み方割合
ひかん55.6%
ひくわん33.3%
イモキリ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おれには、なに、苦労くろうなんかあるものか。おれみたいに、みんながのんきにらしていれば、べつに悲観ひかんすることもないのだ。
春さきの古物店 (新字新仮名) / 小川未明(著)
でも此様こんはずでは無かツたがと、躍起やつきとなツて、とこまでツてる、我慢がまんで行ツて見る。仍且やツぱり駄目だめだ。てん調子てうしが出て來ない。揚句あげく草臥くたびれて了ツて、悲観ひくわん嘆息ためいきだ。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
ある首領ニシパが妻に死なれて悲観イモキリして、寝てばかりいたが、ある日ふと気が変って磯へ出てみると、女が手さげ袋サラニプを持ってこんぶを取っている。