悲観ひくわん)” の例文
旧字:悲觀
でも此様こんはずでは無かツたがと、躍起やつきとなツて、とこまでツてる、我慢がまんで行ツて見る。仍且やツぱり駄目だめだ。てん調子てうしが出て來ない。揚句あげく草臥くたびれて了ツて、悲観ひくわん嘆息ためいきだ。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
ぼくはね竹村氏たけむらしけつして悲観ひくわんして洋行やうかうするんぢやないんですよ。」かれ弁護べんごした。
彼女の周囲 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
ニャンちやんとピチ君が天文学者もんがくしやになれないつて悲観ひくわんしてゐたんです