“洋行”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やうかう57.1%
ようこう42.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さてもあやしや車上しやじやうひと萬世橋よろづよばしにもあらず鍋町なべちやうにもあらず本銀町ほんしろかねちやうぎたり日本橋にほんばしにもとゞまらず大路おほぢ小路こうぢ幾通いくとほりそも何方いづかたかんとするにか洋行やうかうして歸朝きてうのちつま
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
なにがし法學士はふがくし洋行やうかう送別會そうべつくわい芝山内しばさんない紅葉館こうえふくわんひらかれ、くわいさんじたのはの八ごろでもあらうか。其崩そのくづれが七八めい京橋區きやうばしく彌左衞門町やざゑもんちやう同好倶樂部どうかうくらぶ落合おちあつたことがある。
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
洋行ようこうでもなんでも、あなたの好きなことができるのじゃありませんか、私の云うことを聞いてくださいよ」
蟇の血 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
どうしてかとうともし山男が洋行ようこうしたとするとやっぱり船にらなければならない、山男が船に乗って上海シャンハイったりするのはあんまりおかしいと会長さんは考えたのでした。
紫紺染について (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)