-
トップ
>
-
洋行
>
-
やうかう
さても
怪しや
車上の
人萬世橋にもあらず
鍋町にもあらず
本銀町も
過ぎたり
日本橋にも
止まらず
大路小路幾通りそも
何方に
行かんとするにか
洋行して
歸朝の
後に
妻を
「
僕はね
竹村氏、
決して
悲観して
洋行するんぢやないんですよ。」
彼は
弁護した。
洋行がへりの
新橋のちやき/\も、
同じく
糸崎を
知らなかつた。
何しろ
腕力があるから
敵ひませんね。それに
兇器ももつてゐるやうです。
洋行するときの
護身用にと
買つたものです。一
緒にあるいてゐると、
途中時々ぬかれるんでね。あの
目も
無気味です。
“洋行”の意味
《名詞》
洋行(ようこう)
(主に戦前における表現)日本から欧米へ旅行し、または留学しに行くこと。
(中国語から)中国における、外国資本の会社。
(語義2を起源とする会社が多かったことから)貿易会社、商社。
(出典:Wiktionary)