“日本橋”のいろいろな読み方と例文

読み方	割合
にほんばし	94.4%
あちら	2.8%
にっぽんばし	2.8%

にほんばし

昔は不義の男女を罰するために日本橋（にほんばし）の袂（たもと）に晒（さら）し者にして置いた。それと同じような事さ。どうだろう。今の読者には受けないか知ら。

つゆのあとさき (新字新仮名) ／ 永井荷風(著)

あちら

日本橋（あちら）ではお客ばかりでゆるゆるおやすみなさるところもござんすまいからね。ええもう、こっちならば何をあそばそうと、目のあいている者はこのばあやばかりでござんす。

右門捕物帖：32 朱彫りの花嫁 (新字新仮名) ／ 佐々木味津三(著)

にっぽんばし

と、要は引っ返して日本橋（にっぽんばし）の方へ、こころもち急ぎ足で行く彼女のあとに追いつきながら

蓼喰う虫 (新字新仮名) ／ 谷崎潤一郎(著)

日	常用漢字 小１ 部首:⽇ 4画
本	常用漢字 小１ 部首:⽊ 5画
橋	常用漢字 小３ 部首:⽊ 16画