“紅葉館”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうようかん88.9%
こうえふくわん11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは、芝山内しばさんないの、紅葉館こうようかんに、漆黒の髪をもって、ばちの音に非凡なえを見せていた、三味線のうまい京都生れのお鹿しかさんだった。
モルガンお雪 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
鏡花氏と僕とが、初対面したのは、「風流線ふうりゅうせん」を藤沢、喜多村が本郷座に上演した時か、それとも芝の紅葉館こうようかんで、第何回目かの紅葉祭を催した時か。
友人一家の死 (新字新仮名) / 松崎天民(著)
なにがし法學士はふがくし洋行やうかう送別會そうべつくわい芝山内しばさんない紅葉館こうえふくわんひらかれ、くわいさんじたのはの八ごろでもあらうか。其崩そのくづれが七八めい京橋區きやうばしく彌左衞門町やざゑもんちやう同好倶樂部どうかうくらぶ落合おちあつたことがある。
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)