“ひかん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
被官37.9%
悲観17.2%
比干10.3%
避寒10.3%
悲觀6.9%
脾疳6.9%
費観3.4%
火燗3.4%
祕感3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この駿河の一被官(ひかん)、松下屋敷から眺めていると、三河の松平を除いては、国の貧乏も、領土の狭さもどこの国より惨(みじ)めに見えた。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
私(わたし)がI子(こ)との事件(じけん)でM、H氏(し)に攻撃(こうげき)されたことを、私(わたし)が悲観(ひかん)してゐるやうなことを、私(わたし)は私(わたし)の最近(さいきん)の作品(さくひん)で書(か)いたりしたので
微笑の渦 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
微子(びし)・箕子(きし)・比干(ひかん)は共に殷(いん)の紂(ちゅう)王の無道を諌めた。微子は諌めてきかれず、去って隠棲した。箕子は諌めて獄に投ぜられ、奴隷となった。比干は極諌して死刑に処せられ、胸を剖(さ)かれた。
現代訳論語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
浦賀港から二三里三浦半島の突端の方へ寄つた下浦などは、黒鯛(くろだい)の避寒(ひかん)地だとされてゐる。
東京湾怪物譚 (新字旧仮名) / 佐藤垢石(著)
往々(おう/\)にして極めて愍(あは)れむべき悲觀(ひかん)に陷(おちい)ることあるなり、之(これ)に加(くわ)ふるに頑愚の迷信あり、誤謬の理論あり、惑溺の癡心あり、無憑の恐怖あり、盲目の驕慢あり、涯なき天と底なき地の間に
「罪と罰」の殺人罪 (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)
主人はおかしさよりも気支(きづか)わしく「それでは腹部ばかり膨満(ぼうまん)して身体(しんたい)が発達しまい」大原「勿論(もちろん)さ、大抵な小児(こども)は脾疳(ひかん)という病気のように手も足も細く痩(や)せて腹ばかり垂れそうになっている。 ...
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
綿竹関の大将費観(ひかん)と彼とは、莫逆(ばくぎゃく)の友である。すなわち李厳は、この友に、玄徳の高徳を説いた。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
呉懿(ごい)、費観(ひかん)、彭義(ほうぎ)、卓膺(たくよう)、費詩、李厳、呉蘭、雷同、張翼、李恢(りかい)、呂義(りょぎ)、霍峻(かくしゅん)、鄧芝(とうし)、孟達、楊洪あたりの人々でも、それぞれ有能な人材であり、まさに多士済々の盛観であった。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ほえから元氣出さないかんわいおもて、持つていたかんてきに火一杯いこして、鍋に魚(さかな)入れてグツ/\たきながら、火燗(ひかん)の熱いやつをやつてたんや。
太政官 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
豐島さんのは今はもう忘(わす)れてしまつたが、とにかく球突塲(たまつきば)といふものはちよつと變(かは)つた人間的(げんてき)空氣(くうき)の漂(たゞよ)ふもので球(たま)の響(ひゞ)きの内には時とすると妙(めう)に胸底(むなそこ)に沁(し)みわたるやうな一種(しゆ)の神祕感(ひかん)が感(かん)じられる。
文壇球突物語 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)