『「罪と罰」の殺人罪（「つみとばつ」のさつじんざい）』

不知庵主人の譯に成りし罪と罰に對する批評仲々に盛なりとは聞けるが、病氣其他の事ありて余が今日までに見たるは僅に四五種のみ、而して其中にも學海先生が國民の友に掲げられし評文は特に見目立ちて見えぬ。余は平生學海居士が儒家らしき文氣と馬琴を承けた …

著者	北村透谷
ジャンル	文学 > ロシア・ソヴィエト文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出	「女學雜誌」1893（明治26）年1月14日
文字種別	旧字旧仮名
読書目安時間	約6分（500文字/分）
朗読目安時間	約10分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

生（せう） 極（きよく） 朝（てふ） 故（ゆへ） 和（やわらぎ） 冷笑（れいしよう） 情（じよう） 言（いひ） 讀（どく） 躊躇（ためろ） 或（あるは） 所爲（しよい） 犯（おかし） 正直（せうじき） 憤（いきど） 極（きは） 調子（てふし） 斃（たほ） 批評（ひゝよう） 一條（いちじよう） 彼（かの） 母（はゝ） 言（げん） 書（しよ） 聞（きゝ） 外（はづ） 夕（せき） 境遇（けふぐう） 現（あら） 行（おこな） 涙香（ルイコウ） 至（いたる） 難（なん） 少（すく） 際（さい） 例（たと） 惡（あ） 惡漢（あくかん） 愍（あは） 僅（わづか） 憐（あは） 誤謬（ごびゆう） 諒（りよう） 絶叫（ぜつけふ） 讀（よま） 起（おこ） 復讎（ふくしゆう） 心（こゝろ） 必（かな） 見（けん） 若（もし） 性情（せいじよう） 居（ゐ） 悉（つく） 自（みづか） 愛情（あいじよう） 婢（ひ） 所業（しよげふ） 囘（くわい） 批評（ひゝやう） 可（べ） 魔力（まりよく） 爲（し） 淺薄（せんはく） 雖（いへども） 以（も） 企（くわだ） 何（なに） 儒家（じゆか） 兇漢（けふかん） 斯（かく） 描（ゑが） 費（つい） 躊躇（ちうちよ） 資本（しほん） 卷（くわん） 等（とう） 用（もち） 益（えき） 盖（けだ） 爲（な） 承知（しようち） 苟（いやし） 津田（ツダ） 氣質（きしつ） 殺人（さつじん） 悲觀（ひかん） 罹（かゝ） 當惑（とうわく） 脚色（きやくしよく） 我（わ） 撞着（どうちやく） 數個（すこ） 精神（せいしん） 能（あた） 是（こ） 聊（いさゝ） 算法（さんほう） 更（さら） 曰（いは）