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兇漢
ふりがな文庫
“兇漢”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
きょうかん
85.7%
くせもの
7.1%
けふかん
7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きょうかん
(逆引き)
むかしギリシアの哲学者ソクラテスのもとに、ある
兇漢
(
きょうかん
)
が来て、さんざん悪口を言って帰った。かたわらに聞いておった門弟が、哲学者に向かって
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
兇漢(きょうかん)の例文をもっと
(12作品)
見る
くせもの
(逆引き)
巌
(
いわ
)
に遮られ、樹に包まれ、
兇漢
(
くせもの
)
に襲われ、獣に脅かされ、魔に誘われなどして、日は暗し、……次第に路を隔てつつ、かくて両方でいのちの限り名を呼び合うのである。
小春の狐
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
兇漢(くせもの)の例文をもっと
(1作品)
見る
けふかん
(逆引き)
余は「罪と罰」第一
卷
(
くわん
)
を
通讀
(
つうどく
)
すること
前後
(
ぜんご
)
二
囘
(
くわい
)
せしが、その
通讀
(
つうどく
)
の
際
(
さい
)
極
(
きは
)
めて
面白
(
おもしろ
)
しと
思
(
おも
)
ひたるは、
殺人罪
(
さつじんざい
)
の
原因
(
げんいん
)
のいかにも
綿密
(
めんみつ
)
に
精微
(
せいび
)
に
畫出
(
くわくしゆつ
)
せられたる
事
(
こと
)
なり、もし
或
(
ある
)
兇漢
(
けふかん
)
ありて
或
(
ある
)
貞婦
(
ていふ
)
を
殺
(
ころ
)
し
「罪と罰」の殺人罪
(旧字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
兇漢(けふかん)の例文をもっと
(1作品)
見る
“兇漢”の意味
《名詞》
兇漢(きょうかん ;「凶漢」に「同音の漢字による書きかえ」がなされる)
悪漢。わるもの。
(出典:Wiktionary)
兇
漢検準1級
部首:⼉
6画
漢
常用漢字
小3
部首:⽔
13画
“兇”で始まる語句
兇器
兇暴
兇状持
兇悪
兇賊
兇状
兇行
兇刃
兇変
兇徒
“兇漢”のふりがなが多い著者
福田英子
牧逸馬
新渡戸稲造
中島敦
北村透谷
谷崎潤一郎
柳田国男
海野十三
江戸川乱歩
夏目漱石