“兇変”の読み方と例文
読み方割合
きょうへん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼らにとってこころよく思われたかは、主家の兇変きょうへんの前に、すでに浪人していた不破数右衛門ふわかずえもん千葉ちば三郎兵衛、間新六はざましんろくが、同じように連盟に加わってきたのでも分る。
四十八人目 (新字新仮名) / 森田草平(著)
その朝、城内では勅諭奉答の儀式が行われることになっていたが、兇変きょうへんはそれに先立って起った。
本所松坂町 (新字新仮名) / 尾崎士郎(著)
ここに立ってのぞいていなすったのだが、どこへいらしったのだろう? ハテ、無いものをあると見たのかしら? 兇変きょうへんがあると、心が飛んで来て姿にあらわれるという。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)