“きょうへん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
兇変61.5%
凶変30.8%
橋辺7.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その朝、城内では勅諭奉答の儀式が行われることになっていたが、兇変きょうへんはそれに先立って起った。
本所松坂町 (新字新仮名) / 尾崎士郎(著)
正林は、まだ若い男だった。途中の兇変きょうへんを怖れてか、顔に、膏薬こうやくり、ボロ法衣ころもを着て、旅の乞食僧に変装していた。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「いや、何……」と一八郎は鳩の行方ゆくえを気にしながら「実は先生、万吉の身に凶変きょうへんが起りましてな」
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そう云えば、細川家には、この凶変きょうへんの起る前兆が、のちになって考えれば、幾つもあった。
忠義 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
歌麿と相並んで豊国もまた『絵本時世粧いまようすがた』において見る如く、しわだらけの老婆が髪を島田に結ひ顔には処々ところどころ膏薬こうやく張りむしろかかへて三々伍々さんさんごご相携へて橋辺きょうへんを歩む夜鷹よたかを写生したる画家なり。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)