“兇徒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きょうと60.0%
しれもの20.0%
キョウト20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
兇徒きょうとあり、白刃をふるいて背後うしろより渠を刺さんか、巡査はその呼吸いきの根の留まらんまでは、背後うしろに人あるということに、思いいたることはなかるべし。
夜行巡査 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
通信の安固と秘密。之がなくなつて誰か日本を文明と云はうぞ。あいつは文明を破壊する兇徒しれものだ。
公判 (新字旧仮名) / 平出修(著)
「我レ東ヲチシヨリ、茲ニ六年ニナリヌ、又天皇ノリテ、兇徒キョウトコロサレヌ。」と、後世つくられた、いわゆる「建国の詔」に、その事が明らかにされてある。