“鄧芝”の読み方と例文
読み方割合
とうし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「丞相のごめいです。過日、鄧芝とうしから勝ちいくさのご報告があるや否や、危うしとばかり、すぐ吾々に救急の命を発しられましたので」
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
『三国志』に名高い呉に使して君命をはずかしめなんだ蜀漢の鄧芝とうしは、才文武を兼ねた偉物だったが、黒猿子を抱いて樹上にあるをを引いて射て母に中てしにその子ためにを抜き
副将鄧芝とうしも、何処いずこからか現われてきて、それに加わり、一時散り散りになった蜀兵も、この好転に、ここかしこからこだまをあげて集合してきた。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)