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鄧芝
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とうし
ふりがな文庫
“
鄧芝
(
とうし
)” の例文
「丞相のご
命
(
めい
)
です。過日、
鄧芝
(
とうし
)
から勝ち
軍
(
いくさ
)
のご報告があるや否や、危うしとばかり、すぐ吾々に救急の命を発しられましたので」
三国志:11 五丈原の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
『三国志』に名高い呉に使して君命を
辱
(
はずかし
)
めなんだ蜀漢の
鄧芝
(
とうし
)
は、才文武を兼ねた偉物だったが、黒猿子を抱いて樹上にあるを
弩
(
ど
)
を引いて射て母に中てしにその子ために
箭
(
や
)
を抜き
十二支考:07 猴に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
副将
鄧芝
(
とうし
)
も、
何処
(
いずこ
)
からか現われてきて、それに加わり、一時散り散りになった蜀兵も、この好転に、ここかしこから
谺
(
こだま
)
をあげて集合してきた。
三国志:11 五丈原の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
鄧芝
(
とうし
)
はこう云い切るや否、やにわに座から走り出して、階欄の上から油の煮え立っている
大鼎
(
おおかなえ
)
の中へ躍り込もうとした。
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
鄧芝
(
とうし
)
を使いとして、敵の伏勢をかたくいましめておいたのに、わが命をかろんじて、大兵を損じたるは何事か」
三国志:11 五丈原の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
そして次の日、帰国したが、そのときまた、蜀からふたたび回礼使として、
鄧芝
(
とうし
)
が同行した。
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
呉懿
(
ごい
)
、
費観
(
ひかん
)
、
彭義
(
ほうぎ
)
、
卓膺
(
たくよう
)
、費詩、李厳、呉蘭、雷同、張翼、
李恢
(
りかい
)
、
呂義
(
りょぎ
)
、
霍峻
(
かくしゅん
)
、
鄧芝
(
とうし
)
、孟達、楊洪あたりの人々でも、それぞれ有能な人材であり、まさに多士済々の盛観であった。
三国志:09 図南の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ここまで孫権が切り出してくると、
鄧芝
(
とうし
)
はわがものだと胸のうちで確信をもった。
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
鄧
部首:⾢
15画
芝
常用漢字
中学
部首:⾋
7画
“鄧”で始まる語句
鄧賢
鄧龍
鄧
鄧飛
鄧艾
鄧城
鄧義
鄧茂
鄧州
鄧庸