“鄧艾”の読み方と例文
読み方割合
とうがい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
魏の鄧艾とうがい司馬望しばぼうの軍は、彼の鋭鋒を避けて、敢えて当らなかった。維はさまざまに挑んだが、消耗するに止まって、大した戦果も獲られずに終った。
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そして景燿けいよう六年の秋、一挙に蜀中に攻め入って、その覆滅ふくめつぐべしと、鄧艾とうがい鍾会しょうかいを大将として、無慮数十万の大兵は、期して、魏を発し、漢中へ進撃した。
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
けれど一方、陰平いんぺい険隘けんあいを突破した鄧艾とうがいの軍は、ときすでに蜀中を席巻し、直ちに成都へ突入していた。
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)