“陰平”の読み方と例文
読み方割合
いんぺい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれど一方、陰平いんぺい険隘けんあいを突破した鄧艾とうがいの軍は、ときすでに蜀中を席巻し、直ちに成都へ突入していた。
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
後事の多くは汝に託しておくぞよ。この世で汝に会うたのは、倖せの一つであった。蜀の国は、諸道とも天嶮てんけん、われしとても、守るに憂いはない。ただ陰平いんぺいの一道には弱点がある。仔細に備えて国の破れを
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)