“饑饉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ききん97.4%
うえ2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして秋になると、とうとうほんとうの饑饉ききんになってしまいました。もうそのころは学校へ来るこどももまるでありませんでした。
グスコーブドリの伝記 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
戦争とか豊作とか饑饉ききんとか、すべてある偶然の出来事の発生するでなければ振興する見込のない一般経済界の状態は何を語るか。
伊那と木曽との国争い! わけても伊那は饑饉うえに襲われ道にたおれる者さえある! 恐ろしいものは戦いじゃ! いつになったらこの日本は平和の国になるのであろう?
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)