“ききん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
飢饉58.2%
饑饉38.8%
綺錦2.0%
基金1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おととしの浅間山あさまやまの噴火以来、世の中が何となくさわがしくなって、江戸でも強いあらしが続く。諸国ではおそろしい飢饉ききんの噂がある。
箕輪心中 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
戦争とか豊作とか饑饉ききんとか、すべてある偶然の出来事の発生するでなければ振興する見込のない一般経済界の状態は何を語るか。
綺錦ききんの人もあれば襤褸らんるの人もある、かぶりものをしているのもあれば露頂ろちょうのものもある。
観画談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
新しい規則が作られ、食物や被服ひふくの改善が始められ、學校の基金ききんは委員の處理にまかされた。