“哀嘆”の読み方と例文
読み方割合
なげき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
母は彼のいとけなかりし頃世を去りて、父は彼の尋常中学を卒業するを見るに及ばずして病死せしより、彼は哀嘆なげきの中に父を葬るとともに、おのれが前途の望をさへ葬らざるからざる不幸にへり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)