“哀嘆(なげき)” の例文
母は彼の幼(いとけな)かりし頃世を去りて、父は彼の尋常中学を卒業するを見るに及ばずして病死せしより、彼は哀嘆(なげき)の中に父を葬るとともに、己(おのれ)が前途の望をさへ葬らざる可(べ)からざる不幸に遭(あ)へり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)