“父御”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ててご58.8%
てゝご26.5%
ちゝご5.9%
テヽゴ5.9%
テテゴ2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「なに、加賀百万石の御家中とな。どことのうしとやかなあたり、育ちのよさそうな上品さ、さだめて父御ててごは大禄の御仁であろう喃」
しかし父御てゝごのおいいつけでござりますから是非なく承引なされまして、ひらい殿のひめぎみを一たんはおもらいになりましたものゝ
盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
カピ妻 あれ、父御ちゝごがわせた。自身じしんうて、父御ちゝごがそれを其方そなたからいて、なんおもはしゃるかをたがよい。
上つ方の郎女イラツメが、ザエをお習ひ遊ばすと言ふことが御座りませうか。それは近代、ずつとシモざまのをなごの致すことゝ承ります。父君がどう仰らうとも、父御テヽゴ樣のお話は御一代。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
上つ方の郎女イラツメが、ザエをお習ひ遊ばすと言ふことが御座りませうか。それは近代チカツヨ、ずつとシモざまのをなごの致すことゝ承ります。父君がどうオツシヤらうとも、父御テテゴ様のお話は御一代。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)