“父爺”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
おやじ30.8%
おやぢ15.4%
ちゃん15.4%
ぢぢい15.4%
じじい7.7%
ちやん7.7%
とっさん7.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“父爺”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.4%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行0.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
父爺おやじの家主は、棄てた楊枝ようじを惜しそうに、チョッと歯ぜせりをしながら、あとを探して、時々つば吐く。
白金之絵図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
案内の父爺おやじに聞けば「これが赤川の大滝です。この辺は年に一回とも人が来ませんから、こんな大滝でも知ってる人は、山林局の御役人様位でがんす」。
廐には未だ二日分許りまぐさがあつたので、隣家の松太郎の姉に誘はれたけれども、父爺おやぢが行かなくても可いと言つた。
天鵞絨 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
うまやには未だ二日分許りまぐさがあつたので、隣家の松太郎の姉に誘はれたけれども、父爺おやぢが行かなくてもいと言つた。
天鵞絨 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
与太坊よたぼう父爺ちゃんは何事もねえよ。」と、池の真中まんなかから声を懸けて、おやじは小屋の中をのぞこうともせず
三尺角 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
父爺ちゃんが亡くなってからも暑さ寒さにゃあお見舞を欠かしたことがないという、律儀はこんな時用に立ちます
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
と見ると、甲田は先刻さつきからのムシヤクシヤで、今何とか言つて此木田父爺ぢぢい取絞とつちめてやらなければ、もうその機会がなくなるやうな気がして、口を開きかけたが、さて、何と言つて可いか解らなくつて、いたづらに目を輝かし、眉をぴりぴりさした。
葉書 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
と見ると、甲田は先刻さつきからのムシャクシャで、今何とか言つて此の此木田父爺ぢぢい取絞とつちめるてやらなければ、もうその機會がなくなるやうな氣がして、口を開きかけたが、さて、何と言つて可いか解らなくつて、徒らに目を輝かし、眉をぴり/\さして、そして直ぐに、何有なあに、今言はなくても可いと思つた。
葉書 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
で、一旦内へ引返ひっかえして、応急の薬剤と繃帯ほうたいとを用意して、足早に表へ出ようとする時、七兵衛父爺じじい寝惚眼ねぼけまなここすりながら裏口を遅々のそのそ出て来た。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
つまらねえことを父爺ちやんいふもんぢやあねえ、やまなか爺婆ぢゞばゞでもしほしたのをべるツてよ。
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
與太坊よたばう父爺ちやん何事なにごともねえよ。」と、いけ眞中まんなかからこゑけて
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
いや、親仁おやじ、何よ、お前のとっさんか、父爺とっさんには黙ってよ、父爺にくと、危いとか悪戯いたずらをするなとか、何とか言って叱られら。そら、な、いか、黙って黙って。
悪獣篇 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)