“父娘”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おやこ98.3%
おやに1.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この話には、翠蓮父娘おやこもわがことのようによろこんだ。かくて趙の長者と馬を並べて、魯達が山紫水明な七宝村へ入ったのは次の日のことだった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
たしかにあれは神尾喬之助で、壁辰の父娘おやこのあいだに、こんな話もあったのを聞いたのだ、という幸吉の陳辯ちんべんには耳をもさず、
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
その酒屋の一人娘がワーワー泣いて阿父おやじさんに叱られていたが、小さなアンポンタンの胸は、父娘おやこのあらそいを聞いてドキンとした。
父も娘も、無言のまゝに、三十分も一時間も坐つてゐた。いつまで、坐つてゐても父娘おやこの胸の中の、黒いいやな塊が、少しもほぐれては行かなかつた。
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
或は、自分は農業技術の指導員として、娘たちは託児所の保姆見習として働かせ、父娘おやこの生活を全体として新しい農村建設のために献げる夢をも描いてみた。
荒天吉日 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
「争えんのう、父娘おやにだ。どろどろっと出たんだ」
南国太平記 (新字新仮名) / 直木三十五(著)