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父爺
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おやじ
ふりがな文庫
“
父爺
(
おやじ
)” の例文
勿論、
淫魔
(
いんま
)
を駆って風紀を振粛し、且つ国民の
遊惰
(
ゆうだ
)
を喝破する事業じゃから、
父爺
(
おやじ
)
も黙諾の形じゃで、手下は自在に動くよ。
黒百合
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
案内の
父爺
(
おやじ
)
に聞けば「これが赤川の大滝です。この辺は年に一回とも人が来ませんから、こんな大滝でも知ってる人は、山林局の御役人様位でがんす」
本州横断 痛快徒歩旅行
(新字新仮名)
/
押川春浪
、
井沢衣水
(著)
父爺
(
おやじ
)
の家主は、棄てた
楊枝
(
ようじ
)
を惜しそうに、チョッと歯ぜせりをしながら、あとを探して、時々
唾
(
つば
)
吐く。
白金之絵図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
しかし……鯰の伝……それならば死んだ
父爺
(
おやじ
)
が御恩になった深川の勝山さんへ出入をするから、
彼家
(
あすこ
)
へ行って、旦那様にお頼み申して、伝にいい聞かしておもらい申して
三枚続
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
父爺
(
おやじ
)
の総六が
吩咐
(
いいつ
)
けのまま、手織縞の筒袖に、その雪のような西洋前垂、
背
(
せな
)
へ十字に
綾取
(
あやど
)
って、小さく結んだ菊模様の
友染唐縮緬
(
ゆうぜんとうちりめん
)
の帯お太鼓に、腰へ
捌
(
さば
)
いた緑の下げ髪、
裳
(
すそ
)
短こうふッくりと
わか紫
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
父
常用漢字
小2
部首:⽗
4画
爺
漢検準1級
部首:⽗
13画
“父”で始まる語句
父
父親
父子
父母
父様
父娘
父御
父樣
父上
父君