“秣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まぐさ97.8%
まくさ2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
田圃たんぼなど幾らもあるのだ、刈ってまぐさにしてなんで悪い、馬には食わせなくてもいいというのか、法皇がお咎めになるのは筋違いじゃ。
それだのに、今朝は、最初のひとつきが鳴る前に、昨夜ゆうべあんまりまぐさをふるいすぎたその疲れが出て、椅子いすにかけたまま居眠りをした。
この手合が馬を追いながら生活くらしたてる野辺山が原というのは、天然の大牧場——左様さようさ、広さは三里四方も有ましょうか、まくさに適した灌木かんぼくと雑草とが生茂おいしげって
藁草履 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)