“ててご”の漢字の書き方と例文
カタカナ:テテゴ
語句割合
父御100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私の様な不運の母の手で育つより継母御なり御手かけなり気にかなふた人に育てて貰ふたら、少しは父御ててご可愛かわゆがつて後々のちのちあの子の為にも成ませう
十三夜 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
父御ててごさんがおゆうさまの良人と同じ名だっただけで、別人なのですよ。わっしどもが世話に立っている柘植の家とは、何のかかわりもねえのですよ
巷説享保図絵 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「むつらの御方おんかたいとやら、おさいの局の父御ててご、百合の小女房の良人、またわたくしのただ一人の身寄りも」
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)