“伯父御”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おじご60.0%
をぢご40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大臣が仰せられますには、自分の伯父御おじごにこう云う長寿の人があるのは返す/″\も一門の栄誉である。
少将滋幹の母 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
それならおふくろと親類から説きつけて、ということになって、高之進さまが、伯父御おじごの宗左衛門と、おふくろに当たってみたところが、このふたり、欲の皮が突っ張ってるんだ。
右門捕物帖:30 闇男 (新字新仮名) / 佐々木味津三(著)
縁日えんにちあるきの若人わかうどたち、つゝしまずばあるべからず、とから伯父御をぢごまをさるゝ。
麦搗 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
いとはず參りしと云ば天忠聞て其は又何事ぞや夫には何ぞ面白おもしろき事でも有やと申けるに大膳こたへさん隨分ずゐぶん面白おもしろからぬにも此なしまんよく仕課しおほせなば五萬石ぐらゐの大名には成るゝ事なれ共夫には我々の短才たんさいでは行屆ゆきとゞき申さず依て伯父御をぢご智慧ちゑ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)